担当講義
医薬品情報学
(薬学部:S2ターム)
概要
医療・介護の現場(関与者:医療者、患者・家族・介護者、製薬企業、行政など)では、医薬品の適正使用とリスクマネジメントを実践するとともに、市販後の医薬品に関する新たなデータを見出し、育薬に寄与していくことが望まれる。医薬品ライフタイムマネジメントはこの一連のプロセスを指す。この講義では、医薬品ライフタイムマネジメントにおける医薬品情報の重要性を概説するとともに、医薬品情報に関する基本的事項や、市販後の医薬品情報の収集・評価・提供などについて、実例を交えて解説する。さらに、医薬品情報の収集・解析・提供についての演習を行う。これらの講義・演習から、薬物治療に必要な情報を医療・介護チームおよび患者に提供するための基本的知識と技能を修得することを目標とする。
日時
S2ターム、金曜2限、10:25〜12:10
場所
南館1階・南講義室(対面)
主な対象
薬学部3年生(薬学科[6年制]必須/薬科学科[4年制]選択)
スケジュール
<総論>医薬品情報の重要性を概観する
第1回/6月7日
モデル・コアカリキュラムにおける医薬品情報学の位置づけ
創薬・医薬品適正使用・育薬と医薬品情報学
医薬品情報学における育薬研究
第2回/6月14日
医薬品情報学における育薬研究(続き)
第7回へ向けた課題の説明
<各論>医薬品情報の各論について実例を交えつつ解説する
第3回/6月21日
医薬品とは
医薬品情報の種類
第4回/6月28日
医薬品市販後情報
医薬品情報の伝達
第5回/7月5日
要指導医薬品・一般用医薬品
医薬品情報の収集源(三次資料)
第6回/7月12日
市販後臨床試験、育薬研究の例
医薬品情報の適切な伝達の重要性
<演習>医薬品情報の収集・評価・加工について演習する
第7回/7月19日
第2回で提示した課題について、解説する
基礎薬科学特論Ⅳ
(大学院薬学系研究科:S1S2ターム)
概要
医療薬学分野の中から、薬物動態学、薬理学、病態学、医薬品情報学などの基礎事項を学びます。
日時
S1S2ターム、金曜3限、13:00〜14:45
場所
南館4階・大学院講義室
担当
6月7日:医薬品ライフタイムマネジメント(1)
7月5日:医薬品ライフタイムマネジメント(2)
社会薬学特論
(大学院薬学系研究科:A1A2ターム)
※2024年度の開講はありません
総合分析情報学特論XIA
(大学院学際情報学府:A1ターム)